はしがき
ガイドラインづくりで手間がかかるのは、決めることです。会議の議事録を社外のAIに入れてよいのか、顧客の名前を伏せれば足りるのか。答えは業種と会社の規模で変わり、よその会社のひな形を写しても出てきません。
指針工房は、その決めごとを34の設問に分けました。答えを選ぶと、その答えに合った一文が本文の決まった場所に入ります。答えていない設問には業種に合わせた既定の答えが入り、確認表に「既定のまま」と残ります。
本文は26章です。章の立て方は、総務省と経済産業省の「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」に合わせました。法令と指針は2026年10月28日の時点で確かめ、改定したときは更新履歴で知らせます。もとにしたのは、企業向けの生成AI研修で使ってきたガイドラインの資料です。
2026年10月 指針工房
設問と本文の対照
作成画面の設問から3つを抜き出しました。答えを押すと、右の欄が本文のその箇所に入る文に変わります。ここに出ている文は、作成画面が実際に出力する文と同じものです。
問11
社員が個人で契約したAIを、業務に使うことを認めるか。
本文に入る文
第6章 利用ルール6.1 利用許可ツール(ホワイトリスト方式)
個人アカウントでの業務利用は禁止し、会社が契約したEnterprise版のみを使う。
第6章 利用ルール6.6 部門固有ルール・私物端末・社外発信
私物端末・個人契約のAI(BYOAI) 私物端末および個人契約のAIサービスを業務に使用しない。
第6章 利用ルール6.1 利用許可ツール(ホワイトリスト方式)
個人アカウントの業務利用は、機密・個人情報を入力しない範囲で認める。
第6章 利用ルール6.6 部門固有ルール・私物端末・社外発信
私物端末・個人契約のAI(BYOAI) 私物端末は業務に使用しない。個人アカウントの業務利用は、機密・個人情報を入力しない範囲で認める。
問12
社内会議の議事録を、会社が契約した社外のAIに入れて要約させてよいか。
本文に入る文
第7章 データ取扱いルール7.2 入力可否マトリクス
| データ種別 | 社内専用LLM | Enterprise版外部 | 個人版外部 |
|---|---|---|---|
| 社内文書(B) | ○ 可 | ○ 可 | × 不可 |
第7章 データ取扱いルール7.2 入力可否マトリクス
| データ種別 | 社内専用LLM | Enterprise版外部 | 個人版外部 |
|---|---|---|---|
| 社内文書(B) | ○ 可 | ○ 可(匿名化後) | × 不可 |
第7章 データ取扱いルール7.2 入力可否マトリクス
| データ種別 | 社内専用LLM | Enterprise版外部 | 個人版外部 |
|---|---|---|---|
| 社内文書(B) | ○ 可 | × 不可 | × 不可 |
問17
社外に出す資料にAIを使ったとき、出す前に何を求めるか。
本文に入る文
第6章 利用ルール6.2 利用が認められる業務範囲
社外公開・送付するコンテンツにAIを用いた場合は、ファクトチェックの上で上長の承認を得る。
第6章 利用ルール6.2 利用が認められる業務範囲
社外公開物にAIを用いた場合はその旨を明示し、ファクトチェックを行う。
第6章 利用ルール6.2 利用が認められる業務範囲
社外公開物へのAI利用は、ファクトチェックを前提に各担当の裁量で行う。
見本のページ
会社名を入れる前の、全業種共通の見本です。A4で47ページあり、色の付いた欄が自社で埋める箇所、点線の枠が編集のためのメモです。会社名を入れて書き出すと、編集のためのメモと最初の使い方のページは消えます。
| 見本 | ページ | 大きさ | |
|---|---|---|---|
| 全業種共通 | 47ページ | 3.3MB | PDFを開く |
| 製造業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 金融・保険業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 医療・ヘルスケア | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 公共・自治体 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 小売・サービス業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| IT・ソフトウェア業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 建設・不動産業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 運輸・物流業 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
| 教育 | 44ページ | 3.2MB | PDFを開く |
業種ごとの下敷き
業種を選ぶと、その業種で問題になりやすい決めごとが本文に入ります。下の表は、それぞれの業種で最初に入る決めごとです。規模3通りと方針3通りを掛け合わせると、下敷きは90通りになります。
| 業種 | 既定で入る決めごと | 作成画面 |
|---|---|---|
| 全業種共通 | 業種に固有の決めごとは入れず、どの会社にも当てはまる章だけで組む | 作成画面で開く |
| 製造業 | 設計図面・CADデータ・工程表・原価情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
| 金融・保険業 | 顧客の取引履歴・残高・与信情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
| 医療・ヘルスケア | 患者の氏名・生年月日・病歴・検査結果は要配慮個人情報として扱い、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
| 公共・自治体 | 住民の個人情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
| 小売・サービス業 | 顧客の購買履歴と問い合わせ内容は、個人を特定できる情報を伏せてから入力する | 作成画面で開く |
| IT・ソフトウェア業 | 顧客から預かったソースコードとデータは、顧客の同意がない限り外部のAIへ入力しない | 作成画面で開く |
| 建設・不動産業 | 図面・構造計算書・地盤データは、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
| 運輸・物流業 | 配送先の住所と受取人名は、個人を特定できる情報を伏せてから入力する | 作成画面で開く |
| 教育 | 学習者の氏名・成績・指導記録は、社内専用のAI基盤でのみ扱う | 作成画面で開く |
本文を見直す予定
本文の法令と指針は2026年10月28日に確かめました。次の日付が近づいたら本文を改定し、更新履歴とRSSとメールで知らせます。
| 適用日 | 法令と指針 | 本文で見直す内容 | 残り |
|---|---|---|---|
| EU AI Act 生成物の機械可読マーキング | AIで作った画像や文章に、機械で読める印を付ける義務の適用が始まります | ||
| 改正個人情報保護法 罰則関連の先行施行 | 課徴金を含む罰則の規定が、主要部分より先に施行されます | ||
| EU AI Act 高リスク義務(附属書III型) | 延期された高リスクAIの義務のうち、雇用や教育などの単独型の適用が始まります | ||
| 改正個人情報保護法 主要部分 | 主要部分を施行する日の期限です。日付は政令で決まります | ||
| EU AI Act 高リスク義務(附属書I型) | 製品に組み込まれる高リスクAIの義務の適用が始まります |
改定の知らせ
本文を改定したときに、変わった章をメールで知らせます。
よくある質問
- 料金はかかりますか。
- いまはすべての機能を無料で使えます。買い切り版は9,800円(税込)で、いまは販売の準備中です。販売を始めたあとも、文書を作ってHTMLと印刷で配るところまでは無料で使えます。
- 入力した会社の情報はどこに残りますか。
- 使っているブラウザの中だけに保存し、指針工房のサーバーへは送りません。別の担当者や端末へ作業を渡すときは、回答データを書き出して、渡した先で読み込んでください。
- できた文書をそのまま社内規程にできますか。
- 下書きとして使ってください。就業規則や情報セキュリティ規程と食い違いがないかを確かめ、法務部門と経営層の承認を得てから配布します。この確認は、作成画面の確認表にある「配布前の確認」に沿って進めてください。
- 法令が変わったらどうなりますか。
- 指針工房が本文を改定し、更新履歴とRSSで知らせます。保存した回答は新しい版でもそのまま使えて、作成画面を開くと前回から変わった点が表示されます。
- 業種に合わせた調整や研修の相談はできますか。
- お問い合わせのページと、info@ezoai.jpへのメールで受け付けています。買い切り版を購入した方は、購入から90日以内に1回、オンラインで1時間の相談を無料で受けられます。















































