生成AI利活用ガイドライン ひな形 第3.2版

「この情報、AIに入れていいですか」

社員に聞かれる前に答えを決めておく、生成AIの社内ガイドライン

指針工房は、その答えを先に決めて社内の文書にしておくための道具です。34の設問に答えると、26章あるガイドラインのひな形が、自社の答えで書き換わります。

登録なしで使えます。入力した内容は、使っているブラウザの外へ送りません。

見本の15ページ。データ取扱いルールの章にある、機密度分類と入力可否マトリクスの表
見本の15ページ。「データ取扱いルール」の章にある入力可否の表で、設問の答えがそのまま表の記号になります。

はしがき

ガイドラインづくりで手間がかかるのは、決めることです。会議の議事録を社外のAIに入れてよいのか、顧客の名前を伏せれば足りるのか。答えは業種と会社の規模で変わり、よその会社のひな形を写しても出てきません。

指針工房は、その決めごとを34の設問に分けました。答えを選ぶと、その答えに合った一文が本文の決まった場所に入ります。答えていない設問には業種に合わせた既定の答えが入り、確認表に「既定のまま」と残ります。

本文は26章です。章の立て方は、総務省と経済産業省の「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」に合わせました。法令と指針は2026年10月28日の時点で確かめ、改定したときは更新履歴で知らせます。もとにしたのは、企業向けの生成AI研修で使ってきたガイドラインの資料です。

2026年10月 指針工房

設問と本文の対照

作成画面の設問から3つを抜き出しました。答えを押すと、右の欄が本文のその箇所に入る文に変わります。ここに出ている文は、作成画面が実際に出力する文と同じものです。

問11

社員が個人で契約したAIを、業務に使うことを認めるか。

本文に入る文

第6章 利用ルール6.1 利用許可ツール(ホワイトリスト方式)

個人アカウントでの業務利用は禁止し、会社が契約したEnterprise版のみを使う。

第6章 利用ルール6.6 部門固有ルール・私物端末・社外発信

私物端末・個人契約のAI(BYOAI) 私物端末および個人契約のAIサービスを業務に使用しない。

問12

社内会議の議事録を、会社が契約した社外のAIに入れて要約させてよいか。

本文に入る文

第7章 データ取扱いルール7.2 入力可否マトリクス

データ種別社内専用LLMEnterprise版外部個人版外部
社内文書(B)○ 可○ 可(匿名化後)× 不可

問17

社外に出す資料にAIを使ったとき、出す前に何を求めるか。

本文に入る文

第6章 利用ルール6.2 利用が認められる業務範囲

社外公開・送付するコンテンツにAIを用いた場合は、ファクトチェックの上で上長の承認を得る。

見本のページ

会社名を入れる前の、全業種共通の見本です。A4で47ページあり、色の付いた欄が自社で埋める箇所、点線の枠が編集のためのメモです。会社名を入れて書き出すと、編集のためのメモと最初の使い方のページは消えます。

見本ページ大きさPDF
全業種共通47ページ3.3MBPDFを開く
製造業44ページ3.2MBPDFを開く
金融・保険業44ページ3.2MBPDFを開く
医療・ヘルスケア44ページ3.2MBPDFを開く
公共・自治体44ページ3.2MBPDFを開く
小売・サービス業44ページ3.2MBPDFを開く
IT・ソフトウェア業44ページ3.2MBPDFを開く
建設・不動産業44ページ3.2MBPDFを開く
運輸・物流業44ページ3.2MBPDFを開く
教育44ページ3.2MBPDFを開く

業種ごとの下敷き

業種を選ぶと、その業種で問題になりやすい決めごとが本文に入ります。下の表は、それぞれの業種で最初に入る決めごとです。規模3通りと方針3通りを掛け合わせると、下敷きは90通りになります。

業種既定で入る決めごと作成画面
全業種共通業種に固有の決めごとは入れず、どの会社にも当てはまる章だけで組む作成画面で開く
製造業設計図面・CADデータ・工程表・原価情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く
金融・保険業顧客の取引履歴・残高・与信情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く
医療・ヘルスケア患者の氏名・生年月日・病歴・検査結果は要配慮個人情報として扱い、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く
公共・自治体住民の個人情報は、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く
小売・サービス業顧客の購買履歴と問い合わせ内容は、個人を特定できる情報を伏せてから入力する作成画面で開く
IT・ソフトウェア業顧客から預かったソースコードとデータは、顧客の同意がない限り外部のAIへ入力しない作成画面で開く
建設・不動産業図面・構造計算書・地盤データは、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く
運輸・物流業配送先の住所と受取人名は、個人を特定できる情報を伏せてから入力する作成画面で開く
教育学習者の氏名・成績・指導記録は、社内専用のAI基盤でのみ扱う作成画面で開く

生成AI導入の動き

月曜と木曜の朝に、生成AIやAIエージェントの導入が伝えられた組織を集めて、1つの号にまとめています。号には組織ごとの見出しと、元の記事へのリンクを載せます。

本文を見直す予定

本文の法令と指針は2026年10月28日に確かめました。次の日付が近づいたら本文を改定し、更新履歴とRSSとメールで知らせます。

適用日法令と指針本文で見直す内容残り
EU AI Act 生成物の機械可読マーキングAIで作った画像や文章に、機械で読める印を付ける義務の適用が始まります
改正個人情報保護法 罰則関連の先行施行課徴金を含む罰則の規定が、主要部分より先に施行されます
EU AI Act 高リスク義務(附属書III型)延期された高リスクAIの義務のうち、雇用や教育などの単独型の適用が始まります
改正個人情報保護法 主要部分主要部分を施行する日の期限です。日付は政令で決まります
EU AI Act 高リスク義務(附属書I型)製品に組み込まれる高リスクAIの義務の適用が始まります

改定の知らせ

本文を改定したときに、変わった章をメールで知らせます。

よくある質問

料金はかかりますか。
いまはすべての機能を無料で使えます。買い切り版は9,800円(税込)で、いまは販売の準備中です。販売を始めたあとも、文書を作ってHTMLと印刷で配るところまでは無料で使えます。
入力した会社の情報はどこに残りますか。
使っているブラウザの中だけに保存し、指針工房のサーバーへは送りません。別の担当者や端末へ作業を渡すときは、回答データを書き出して、渡した先で読み込んでください。
できた文書をそのまま社内規程にできますか。
下書きとして使ってください。就業規則や情報セキュリティ規程と食い違いがないかを確かめ、法務部門と経営層の承認を得てから配布します。この確認は、作成画面の確認表にある「配布前の確認」に沿って進めてください。
法令が変わったらどうなりますか。
指針工房が本文を改定し、更新履歴とRSSで知らせます。保存した回答は新しい版でもそのまま使えて、作成画面を開くと前回から変わった点が表示されます。
業種に合わせた調整や研修の相談はできますか。
お問い合わせのページと、info@ezoai.jpへのメールで受け付けています。買い切り版を購入した方は、購入から90日以内に1回、オンラインで1時間の相談を無料で受けられます。